商品案内・開発

新食材「アンドゥイユ」を求めて

通常イタリア・スペインからの豚肉製品・生肉の輸入担当をしている僕ですが、日本にはまだ馴染みのない美食食材を見つけるため、食の宝庫として知られるフランスへ向かいました。

そして行ってきたのがアンドゥイユ(Andouille)の工場です。

アンドゥイユ???って何?

と思われる方も多いと思いますのでご説明します。


アンドゥイユとは豚の胃や腸を小さく切って、ひき肉と共に大腸に詰めたソーセージです。小さな径のものはアンドゥイエット(Andouillette)ともいいます。ラテン語のinducere「突っ込む」が語源だとか。
豚の代わりに羊や牛の胃腸を用いることもあります。日本風に言うならモツ煮込みのソーセージってとこでしょうか。フランスでは各地にこの名のソーセージがあり、とてもポピュラーな食材でそのまま食べたり焼いて食べたりされています。(
トプトレのパートナー、オリビエもフランスのバーベキュー食材としてアンドゥイエットを紹介しています。)

このソーセージは独特の香りを持っていて、好きな人にはたまらなく気に入ってもらえる味ですが、モツ臭いのが嫌いな方は、なかなか受け入れてもらえないかもしれません。もちろん、僕は前者のモツ好きですので、臭いは全く気にはなりません!

さて、工場で製造工程を確認した後、お待ちかねの試食です。アンドゥイユといっても様々な種類があり、それぞれ、そのままとグリルしての両方で試食を行いました。

試食風景

味の感想はというと、

・・・どれもうまい!!

その姿はまさに腸のバームクーヘン! 絶品のアンドゥイユ・ゲメネこのモツ特有の香りと食感が、なんともたまりません。中でもピカイチだったのが、ブルターニュ地方、ゲメネ特産のアンドゥイユ・ゲメネ(Andouille de Guéméné)。 何と28本もの腸を何層にも重ね、巻いて作られており、

まさに腸のバームクーヘン!


モツ独特の香りと食感は最高でした。どれもそのままでも充分においしいですが、焼いて食べたほうが腸の香りと味が増し、お勧めです。

日本では全くと言っていいほど見かけないこのアンドゥイユ。今回すっかりそのとりこになってしまいました。

この商品を是非ともトップトレーディングの新商品にして、日本の皆さんに食べてもらいたい!!!

しかし、ここで1つ問題が・・・。

実はこのアンドゥイユ、日本への輸出はまだできないのです。日本へ輸出するためには、いろいろな手続きが必要で、まだその輸出手続の申請中なんです・・・。

もちろん、すべてがクリアできたらすぐにトップトレーディングで輸入をし、ご紹介します! 

それまで皆さん、どうぞお楽しみに!

移動中に立ち寄った小さな町の食堂で食べたアンドゥイエット。マスタードと生クリームのソースにからんだ独特の香りと食感は最高!早くこの食材の輸入がしたいな~。

記事:マー君

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ザ☆ドキュメント 超うす切り生ハム開発秘話

いよいよ発売、「超うす切り生ハム」。発売記念として、というわけではないのですが、平たく言えば宣伝も兼ねまして開発の内幕をここで暴露したいと思います!食品輸入会社に就職希望の学生諸君、勉強になるのでちゃんと読んでね!志望先まで変わっちゃうかも??

①スライサー導入前
 新スライサーの工場設置が10月20日に決まっていたのですが、当然それを待ってから新商品の案内をするのでは遅すぎます。車だってゲームソフトだって、完成する前から宣伝するじゃないですか、あれと同じです。で、トプトレではこのブログやHPとは別に、A3両面フルカラーのチラシを商品案内と称して2ヶ月に1回、全国のお客様やホテル・レストラン様等に3万部発送しているのですが、10月初旬に発行する11月号に掲載したわけですよ、しかもこんな内容で・・・。
Raw_ham_2
定期購読ご希望の食品業界関係者の方はメール下さい。

これが不幸の始まりだったかも…。しかもアタシの顔まで出ちゃってるし、以前担当していたお客さんには「この顔が要らないよね~。」なんてアッサリ言われてるし。
 まあそりゃいいんですけど、実際に発行して各方面に発送したあとの反響が非常に大きくて、軽く自分にプレッシャーをかけるつもりで掲載したのに、エライことになってしまいました。社内では、

「本当に大丈夫なんでしょうね!!!」

って真顔でみんな聞いてきますし・・・。(オレ、そんなに信用ないかな~。)でも、とりあえずハラをくくりました。「出来なかったら、失踪しよう。」ってね。どこに失踪しようかな~、やっぱり担当のU村くんも一緒に連れて行かないとまずいよな~。3ヶ月も行方をくらませておけば、騒ぎも収まるでしょう。もっとも自分の席も無くなっているかもしれませんが。う~ん・・・。ブルーはいっちゃったみたい。

②スライサーの導入と試作品生産開始
10月22日(晴)
 予定通り10月20日にスライサーの設置が無事終わり、22日の月曜日から調整を兼ねて試運転の開始です。
Dscf0064 ちなみにこれが川越某所にあるトップトレーディングの関連会社、生ハムスライス工場のカルネボーナ。 →

 試運転は実にうまく行きました。

こんな感じにあまりにうまくいっているんでまずはひと安心、それぞれの200gスライスパック生ハムで20枚入、22枚入の試作品を作りました。22枚の方は超うす切りの限界にトライする意味で試作したのですが、うまくいくかな~。経時変化で製品が落ち着くのを待って翌週試食です。つまり実際に販売する時のコンディションと同じ状況になってからの試食って事で、3~4日待たなければなりません。

10月25日(曇り)
 オフィスにて試食。まずは22枚入から。ハイ、一枚ずつはがすのに非常に苦労しました。「だめだコリャ」で諦めます。まあはじめから無理を承知の試作品ですので、これは予想通り。別にガッカリもしません。
 さて、本命の20枚入。「アリ?はがせる事ははがせるけど、あまりスムーズじゃないねぇ?これ、ヤバくネ?」。U村君共々ちょっと頭がパニくります。開発責任者としては「まぁ、これぐらいだったらいいでしょう。」、「とりあえず、これでいってみよう。」と考えがち。でもこれが「落とし穴」なんですよね。
 そこで営業スタッフを会議室に緊急招集、全員に試食してもらいます。返事は・・・。予想した通り、

「NG」

「こんなレベルだったら、売りたくねぇ。だって商品案内のうたい文句と全然違うじゃないっすか!」ですって。言ってくれるよね。しかも「発売日に間に合わなかったら、マジで困るんでよろしくお願いしまーすっ。」って・・・。皆さんサクッと言って会議室を出て行きました。

 そしてカルネボーナに電話。
 U村:「試作品、NGでした。もう一回早急に改善品を試作しないとマズいっす。」
 カル:「そうなんだ…。」
 U村:「(何だこの間は?と感じつつ)で、いつやりましょうか?今週土曜日の27日にできます?つーか、この日にやらないと間に合いませんよねぇ。」
 カル:「そうだねぇ。やりたいことはやりたいんだけどね。イヤ、

実は2号機(新しいスライサーです。)の調子が悪いのよ。

インターリーバー(ハムとハムの間に挟むフィルム)がちゃんと出てこねえんだな。」
 U村:「すぐ直るんでしょ。」
 カル:「いやぁ、それがねぇ、どうも2号機のインターリーバーのシステムが新しくなってるらしくて、機械屋にも何が原因で調子が悪いのかわからないんだって。頑張ってやってもらってるんだけどねぇ、

いつ直るかはなんとも言えないのよ。」


キタ------( °∀ °)----------ッ!


こうなってはどうにもなりません。だって機械はド素人だし、どうにもこうにも口の出しようがない。とりあえずここは黙って待つしかない状態です。それにしても、営業にはいつ話を切り出そうかなぁ?それより先にどこに失踪するか考えておいた方が良いかなぁ・・?

11月3日(晴れ)
 なんとか機械も31日には修復。(機械屋さん、ありがとうございます。)でもその間に溜まった仕事がてんこ盛りであるので、試作は土曜日しか出来ないとのこと、いわゆる土曜&祝日出勤です。大変だね、U村君・・・。とりあえず、前回の問題点を整理して、そうならないような仕掛けをしてゆきます。Trial_2 でもねぇ、実際に作っている時には、最終的に経時変化でどうなるかわからないんですよ。だから想像の範囲内で何パターンか改善版を試作しました。

11月6日(曇り)
 経時変化後、2回目の試食です。これでうまくいかなかったら、販売延期です。「オレが欲しいゲームソフトなんか1年も発売延期になってるし、それもありだよな。」なんて、かなり開き直ってきています。
 で試食・・・。前よりはかなり良い出来栄え!営業さんの意見もこれであれば、売れるでしょう、との事。ただ「100%の出来ではないので、販売してゆく中でお客様から上がってくるご意見を受け止め、日々改善の努力をして行ってください」、との事。まるで通信簿の担任のコメントのようです・・・。でもまずは一安心、予定通りに販売できそうです。日々改善の努力、やりますぞ~。

 そこに営業さんの何気ない一言:
「ところで、商品案内に出ていた、ハモンイベリコのサンプルが無いんですけど、どうしたんですか?」

「・・・。えーとね、タイムアウトっていうやつ?ちょっとさー、時間が足りなくなっちゃってさー、ハモンイベリコだけパックの重量違うじゃない?そんな訳で、これだけ発売を半月延期するしかないよね。あぁ、それからさー、お客さんにはちゃんと謝っといてね~。ヨ・ロ・シ・ク・ネ!!」

 部屋のあちこちから、ブチッ、ブチッて音が聞こえた気がしたんですけど、多分それは気のせいだと思います。ええ、気のせいですとも。ビバ!KY!(「K(空気の)Y(読めないヤツ)」の略だそうで、息子に教わりました。)

 冗談はともかく、楽しみにしてくださっていたお客様、申し訳ありません。ハモンイベリコだけ、もうしばらくお待ちください・・。

 そんなわけで本日、11月12日発売となります。皆さん、いっぱい買って下さい。そして貴重なご意見お待ちしています。

 商品はマジで良いですから!

記事:しんちゃん

 

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臨時更新!本日発売「超うす切り生ハム」



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