Nishikidôri Market
皆さん、すっかりご無沙汰してしまいました。オリヴィエです。
フランスは今はすっかりクリスマスムード一色で、一年に一度、子供達はサンタクロースがやって来るのを待ち焦がれ、大人達は、「今年は何を食べようか?」と一緒に過ごす人達のことを考えながら、頭を悩ませています。
そんなフランスで、1年に2回開催される « Salon Saveurs des Plaisirs Gourmands » という食材の展示即売会があります。毎年、春の復活祭とクリスマスの前、フランス人が一番大切にするご馳走を食べる日の前、パリ17区のEspace Champerret という場所で行われ、高品質の食材(フォアグラ製品や魚加工品、フレッシュの家禽類、シャルキュトリー、お菓子やチョコレート、アイスクリーム、ワインなど)がたくさん並びます。
4日間で入場者は約40,000人、入場者1人が平均200ユーロを購入する、というこのサロンは、美味しいものに目のない一般の方だけでなく、プロの料理人やジャーナリストなどもたくさん訪れます。
今年は、12月5日~8日の4日間だったのですが、
私、なんと出展してしまいました!
日本と仕事を始めて約15年、フランス、ヨーロッパからたくさんの食材を日本に輸出してきましたが、仕事で親しくなったフランスの料理人などの要望で、去年から日本の食材や調味料、包丁、調理器具などをフランスに輸入し、プロ向けに販売を始めています。
でもずっと前から思っていました。
「日本の優れた商品を欲しがっている市場は絶対にある」と。
ここ数年、日本を旅行するフランス人は飛躍的に増え、パリの日本料理レストランでは、たくさんのフランス人を見かけます。なのに、日本の商品って、パリでさえなかなか手に入らないのです。
しかも、「 とても高い・・・」
プロの料理人達が評価する食材や包丁を、グルメの多い普通のフランス人が評価しないわけがない、また、日本を離れてヨーロッパで暮らしている日本人の人達が欲しがらないわけがない、
ということで、インターネット販売を始めることにしたのです。
コンセプトは、日本由来の食材、日本古来の製法にこだわって作った商品、また日本の技術力で開発された特殊な商品、をなるべくお求めやすい価格で提供する、というものです。
その名も、
私が日本で大好きな場所のひとつに、京都の錦市場があります。この小さな通りには、たくさんの日本の食材が、季節や食文化、そして歴史、と共につまっていて、いつ行っても楽しくって大好きな場所です。
この市場がある通りを錦通りと言います。私のサイトもこの錦市場のように日本の素晴らしさが凝縮された場所にしたい、そんな願いを持って Nishikidôri Marketと名付けました。
今回のインターネット販売開始のアピールはもちろん、直接いろいろな人の反応や話を聞きたいと思い、出展を決めたのです。
初日から、人、人、人・・・。
出展の場所があまり良くなかったのですが、何だか見たこともない食品が並んでいる私のブースで、皆さん、立ち止まります。
「なんか見たことないわね」
「初めての出展よね」
と常連さん達。
「 なんなの、これらの食材は?」と興味津々の人達。
「お茶はないんですか?味醂は?味噌は?」とすでに日本の食材を知っている人達。
「すごい、日本のものだ!!」と感激している日本の人達。
「・・・・」
あまり多くを語らず、寡黙に味わうプロの料理人達。
とにかく、食べてもらって説明をして、興味を持って納得して買ってもらうしかない!!
ということで、日本食材の営業マンとなった私は、朝から晩まで説明し続けました。
決して試食してくれた人達が、皆買ってくれるわけではありません。(フランス人はそんなにすぐに飛びついては買わないのです・・) でも、皆さんの感想を直接聞いたり、反応を間近で見たりできたのは、とても参考になりました。
「あれはないの?これはないの?」という声は、これからの商品探しのアイディアにもなります。
いくつかの取材もありました。 期間内に、日本のことをテーマにした座談会のようなものがあったのですが、急遽出演を依頼され、いくつかの食材を紹介しました。(France info というラジオ局の有名なジャーナリストのPhilippe VALLET 氏が司会でした)
また、サロンに出展をしていた、チョコレート職人、アイスクリーム職人、バター職人、と皆がうわさを聞きつけてやってきました。
フランスでは、ここ数年「YUZU」がとても流行っていて、皆、本当にフレッシュで香りの高い柚子の加工品を探しています。それぞれの分野のプロの人達の話はとても参考になります。
日本からは、助っ人でM奈子さんが駆けつけてくれました。
4日間、3人でてんてこ舞い、家族などの手伝いもあり、初めての経験でしたが、反応は上々でした。新しいマーケットを作っていくには、今の世界経済はちょっと厳しいですが、でももっともっと世界の人に日本を知ってもらいたい、日本のいい物を食べてもらいたい、この私のパッションが皆に届けばいいな、と思っています。
皆さんもフランス(ヨーロッパ)にお住まいの知人の方に是非「Nishikidôri Market」を紹介してください。日本の美味しいものがたくさん揃っていますよ!
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